OpenAI、月200ドルのProプランを再開 API換算の利用枠は半減(2026年9月)

OpenAIが月額200ドルのProプランを再開し、API換算の利用枠は約半分に。GPT-6 SolとLunaの半額API料金と合わせ、士業事務所が押さえる費用と守秘の論点を整理します。

OpenAIがAstra向け指示の削減を推奨、事務所プロンプト棚卸し3論点

OpenAIは2026年9月29日、月額200ドルのProプランの新規受付を再開しました。

OpenAIは2026年9月29日、月額200ドルのProプランの新規受付を再開しました。あわせて、同プランで使えるAPI換算の利用枠は従来のおよそ半分になったと、同社プロダクト責任者が明らかにしています。一方で、9月22日に公開されたGPT-6 SolとGPT-6 LunaはAPI料金が前世代の半額水準に下がっており、利用者の体感は単純な減額とは限らないという説明です。生成AIの有料プランを事務所で検討している方に向けて、公表されている事実を整理します。なお、本記事は速報として一次情報と報道の範囲でまとめており、料金や利用枠は変更されることがあるため、契約前には公式ページの確認が必要です。

何が起きたか:Proプラン再開と利用枠の見直し

報道によると、OpenAIは月額200ドルのProサブスクリプションを新規登録に向けて再び開放しました。The Decoderは、API換算でのクレジットが従来の半分に引き下げられたと伝えています。発信元はOpenAIのThibault Sottiaux氏のX上の投稿で、同氏は、モデルの効率が上がったため、1か月前の同じプランよりも多くの作業をこなせるはずだという趣旨を述べています。

利用制限の面では、5時間ごとの利用上限は再導入されておらず、週単位の枠が維持されているとWindows Reportは報じています。同記事によれば、OpenAIは翌日にも、利用枠を消費しない追加機能を発表する予定とのことです。ただし、この点はいずれも従業員のSNS投稿を起点とした情報であり、OpenAIの公式発表ページでは今回の時点で確認できていません。詳細は要確認です。

背景:GPT-6 SolとLunaの価格改定

今回の見直しの背景として語られているのが、9月22日のモデル発表です。VentureBeatによると、100万トークンあたりの入力と出力の料金は、Lunaが0.10ドルと0.50ドル、Solが2ドルと10ドル、フラッグシップのAstraは標準が10ドルと50ドル、高速版が20ドルと100ドルです。Solは前世代のGPT-5.6 Sol(4ドルと20ドル)に比べて入出力ともちょうど半額、Lunaは前世代比で入力が50パーセント、出力が58.3パーセント安いと説明されています。

つまり、サブスクリプションに含まれるAPI換算の価値が半分になっても、同じ作業に必要なAPI費用も半分近くになっているため、実際に使える作業量が大きく変わらないという構図です。この点についてOpenAIは、値引きで利用量を保つ方式から、モデルの効率化に合わせて単価そのものを下げる方式へ移していると報じられています。

現行のPro関連の利用条件

OpenAIのヘルプセンターの記事「GPT-5.6 and GPT-6 Pro in ChatGPT」には、現時点で次の内容が掲載されています。GPT-6 Astraを基盤とするGPT-6 Proは、Pro 100ドル、Pro 200ドル、Business、Enterpriseの各プランで利用できます。ただしProサブスクリプションはGPT-6 Proの無制限利用を含まず、Pro 200ドルでは週200メッセージ、Pro 100ドルでは週50メッセージが目安として示されています。Pro 200ドルには、GPT-5.6 Sol Pro向けに1日170メッセージの別枠もあり、合計で1日200メッセージの上限とされています。ヘルプ記事の内容は更新されることがあり、今回の再開に伴う変更が反映されているかは、公表資料からは確認できません。

士業事務所にとっての論点

士業の事務所にとって、今回のニュースは特定の手続や書式が変わる話ではありません。判断材料になるのは、AIツールの費用の見通しです。月額固定のプランは予算を立てやすい反面、含まれる利用枠の考え方が変わると、同じ金額でも実質的な使い勝手が動きます。今回のように、枠を半分にしつつ単価も半分にする調整は、事務所の使い方によって得か損かが分かれる可能性があります。

もう一点は、データの取り扱いです。生成AIを業務で使う場合、入力した情報が学習に使われるかどうかは、守秘義務との関係で導入可否を分ける論点になります。今回参照した資料には、Proプランと法人向けプランでのデータ利用方針の違いは記載されておらず、公表資料からは確認できません。導入を検討する事務所では、OpenAIが公開している各プランのデータ管理に関する公式ページを、契約前の時点で確認するという進め方があります。

今後の注目点

今後の動きとして、次のような点が見どころになります。

  • OpenAIによる公式の利用枠の説明が、ヘルプセンターや料金ページにどう反映されるか
  • 翌日に予告されている、利用枠を消費しない追加機能の中身
  • Pro 100ドルとPro 200ドルの差、およびBusinessプランとの関係の整理
  • 競合他社の月額プランの利用枠や単価に、同様の見直しが広がるかどうか

複数のAIサービスを併用している事務所では、月額料金の比較だけでなく、実際の業務量に対する単価の変化を追う段階といえます。

まとめ

OpenAIは2026年9月29日、月額200ドルのProプランの新規受付を再開し、API換算の利用枠を約半分にしたと報じられています。同時期に公開されたGPT-6 SolとLunaはAPI料金が前世代の半額水準で、利用者の実質的な作業量は維持されるという説明です。情報の起点が従業員のSNS投稿である点や、データ利用方針が公表資料から確認できない点は、要確認として押さえておく必要があります。

参考文献

※士業のチカラでは、生成AIの導入支援から運用最適化まで、貴事務所の業務に合わせたカスタマイズ提案を行っています。無料相談(30分)も実施中ですので、お気軽にお問い合わせください。
https://shigyonochikara.jp/contact/

引用元: The Decoder

本記事の作成体制について

本記事は士業のチカラ編集部が、公表されている一次情報のみを根拠に作成しています。法令の条文はe-Gov法令検索の原文で、行政の見解は各府省庁の公表資料で、それぞれ確認したうえで記載しています。引用元は本文中および参考文献にすべて明示しています。

本記事には特定の資格者による監修は入っていません。個別の事案について法令の当てはめや手続の可否を判断する必要がある場合は、当該分野の有資格者にご相談ください。本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別具体的な法律判断・税務判断・労務判断を提供するものではありません。

記載内容に誤りを見つけられた場合は、お問い合わせよりご指摘ください。確認のうえ速やかに訂正し、訂正履歴を記事内に残します。編集方針の詳細は運営者情報をご覧ください。